無料シンセ「Surge XT」でミックスに馴染むストリングスを作る、海外プロデューサーの手法

ソフト音源

海外の音楽制作ポッドキャスト「Inside The Mix」で、プロデューサーのMarc Matthews氏が、完全無料のオープンソースシンセ「Surge XT」だけを使って、実践で使えるハイストリングスの音色を一から作る手順を紹介しています。無料シンセは機能が多すぎて逆にどこから手を付けていいか迷いがちですが、この回では「実際のトラックで通用する音を、最短距離で作る」ことに焦点を絞って解説されているのが特徴です。

要点をまとめると、まずSurge XTの「Darkスキン」に切り替えることで、音作りに集中しやすい画面環境を整えます。次に2つのソーノコギリ波オシレーターを土台に音の核を作り、ユニゾンの幅を丁寧にコントロールしつつ、位相の乱れが出ないよう慎重にデチューンを加えていきます。仕上げには軽めのコーラスとプレートリバーブを薄くかけることで、密度の高いハウス系のミックスの中でもストリングスがしっかり馴染み、後からレベル調整で無理に押し込む必要がなくなる、という点も紹介されています。

無料シンセでもここまでの音が作れることを、機能の多さではなく「実際のトラックで使える速さ・音の輪郭・ミックスへの馴染みやすさ」という実践的な視点で解説しているのが印象的です。動画内では、どんなフリーシンセを評価する場合でも「どれだけ早く使える音にたどり着けるか」「操作が直感的か」「実際の曲の中で機能するか」という3つの視点で判断する、という汎用的なフレームワークも語られており、これはSurge XT以外の無料音源を触るときにもそのまま応用できる考え方です。

高価な音源に手を出す前に、まずSurge XTのようなフリーシンセをちゃんと使い倒してみる、というのはDTMerにとって参考になる視点だと思います。ストリングス以外のパッチ作りでも、この「土台を作る→幅を整える→空間系で馴染ませる」という流れ自体はそのまま転用できるはずです。

Surge XT公式サイト
Surge XT(無料・オープンソース) — 公式サイトはこちら

出典:Inside The Mix #231

※リンク先は英語(音声)ですが、文字起こし部分は自動翻訳でも概要を掴めます。

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